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夏休みのお知らせ2017年7月9日

規制緩和?2017年7月9日

自動車が日本の道を走るためには多くの基準をクリアする必要がある。あれダメ、これダメ、多くのダメがあり、そのギリギリの範囲内で多くの自動車が設計される。

レンジローバーイヴォーク
これはレンジローバー・イヴォークのリヤホイールアーチ部分。後部に、泥除け?あるいは何か空力的な目的?というようなちょっとした突起がある。実際の役割は定かではないが、ただこれもきっと「基準をクリアするため」のものだろうと私は思ってきた。
この場合の基準は、タイヤの中心から前側30度、後側50度の扇形で囲まれる部分は、タイヤやホイールの回転部分は車体からはみ出すことなくフェンダー内に納まっていなければならない!というもの。回転部分が出っ張っていては危険ということだろうから十分に理解できる。

レンジローバー
ところが、これはあくまで日本の法律であって、輸入車の場合には全てのクルマの設計がこの基準をクリアしているとは限らない。時には、日本の法律のためにわざわざデザインが変更されているものもある。おそらくだが、レンジローバー・イヴォークのフィン状の突起もそのためだろう(と私は思っている)。同様のケースは他車でも見たことがある。
この基準が、先月緩和された。ホイールはダメ、あくまで「タイヤの一部なら」ということ。最近のタイヤは、ホイールのリムを傷から守るためにリムガードという出っ張りがあるものも増えている。そういうタイヤの出っ張りに限り、10mmの範囲内ではみ出してもOKになったのだ。
これまで、日本の基準対策のために、本来のデザインとは異なる突起を設けなければならなかったものも、もしかしたら小さくできるかも!あるいはうまく取り除くことができるようになって本来のデザインのまま日本上陸を果たせるようになるかもしれない。

スターターモーター2017年7月4日

レンジローバースターターモーター
これは1996年モデル2ndレンジローバーのスターターモーター。スターターモーターが故障してエンジンが掛からなくなり、レッカーでの入庫となった。
私がまだ国産車の整備に就いていたころ、スターターモーターが故障した場合にはオーバーホールという選択肢も十分にあった。しかし、1995年にランドローバーに携わるようになってからは、オーバーホールをした経験は・・・、ほとんどない。いや、本当に記憶がない。
実は最初の頃は、車両から取り外したスターターモーターを、まずは分解をした。しかし、やがて分解するまでもないことが分かった。
このスターターモーターを見て気が付くことは、なんとなくオイルでしっとりと濡れていること。この状態のスターターモーターを分解すると、それはもう修理が不可能であることは一目瞭然!なのである。今回も、それを紹介するために十何年かぶりに分解してみた。それがこちら。
レンジローバーセルモーター
原因は、タペットカバーからじわりじわりと滲み出たエンジンオイルが、長い年月をかけてスターターモーター内部へと入り込んで汚れと共に粘土状になってしまうこと。今回の場合には、その汚れがよほどの抵抗になったのだろう、樹脂製のリングギヤが完全にバラバラになってしまっていた。
内部の壊れ方は様々だが、この頃のレンジローバーやディスカバリーのスターターモーター故障のほとんどが、今回のようにオイルの侵入によるもの。
これを防ぐにはこまめにエンジンルーム内を点検し、必要に応じてタペットカバーガスケットを交換することになるのだが、明かなオイル漏れでないだけにそれを察知するのは非常に難しいことかもしれない。