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    ディフェンダー

    ランドローバー・ディフェンダーは、英国のクルマづくりを象徴する存在として、長年にわたり多くの人々に愛され続けてきたモデルです。その起源は、1948年に登場した初代「ランドローバー・シリーズ1」にまでさかのぼり、農場や軍用、探検、災害支援といった過酷な環境で使われてきた背景を持ちます。その後モデル名は「90」「110」と変遷し、1990年に「ディフェンダー」の名が正式に冠されました。

    角ばったアルミボディにリベットが並び、最低限の装備しかないシンプルな室内。初代ディフェンダーは、快適さや豪華さとは無縁の存在でありながら、「どこへでも行ける」という絶対的な信頼感を備えていました。その設計は徹底して機能重視であり、ユーザーによる整備や修理を前提とした構造は、世界中のオーナーたちの手によって個性豊かに育てられてきました。

    そして2020年、待望の新型ディフェンダーが登場。フルモデルチェンジによって構造は従来のラダーフレームからアルミ製モノコックへと一新され、デザインも大きく刷新されました。とはいえ、その核となる思想──耐久性、走破性、多用途性──は受け継がれており、現代のニーズに合わせて進化した“新しい道具”として再定義されています。

    外観は、初代の機能的なデザインを現代的に再解釈したもので、直線と曲線を組み合わせたプロポーションは力強さと洗練を両立。角張ったボディの中に親しみやすさと未来的な印象が同居しています。モデル展開は、ショートホイールベースの「90」、標準サイズの「110」、さらにロングホイールベースの「130」と分かれており、用途やライフスタイルに応じて選べる構成となっています。

    インテリアは、実用的な設計の中に素材感と先進性を織り交ぜ、シンプルながら機能美にあふれた空間に仕上がっています。防水仕様のラバーフロアや露出したボルト、直感的に操作できるPivi Proディスプレイなどが特徴で、無骨さと現代的な快適性をバランスよく両立。フロント中央にジャンプシートを備える6人乗り仕様など、ランドローバーらしい柔軟なパッケージングも魅力のひとつです。

    走行性能においては、従来のディフェンダーを超えるテクノロジーが投入されています。最新のテレインレスポンス2や電子制御エアサスペンション、ローレンジギア、高い渡河性能などにより、舗装路から未舗装路、水たまりや岩場に至るまで、どんな状況でも確実なトラクションと安定性を提供。一方でオンロードでも優れた快適性と静粛性を実現し、長距離移動も難なくこなす完成度を備えています。

    パワートレインは、マイルドハイブリッド付きの直6ガソリンやディーゼル、さらにプラグインハイブリッド(PHEV)やV8エンジンなど多彩に展開され、環境性能と力強さのバランスも現代的に進化。選ぶモデルによってキャラクターも大きく異なり、日常からアウトドア、時には特殊用途まで幅広く対応できます。

    ディフェンダーは、歴史に裏付けられた信頼性を軸に、現代の快適性と安全性、そして環境への配慮を備えた全地形対応のSUVとして生まれ変わりました。伝統と革新が等しく息づくこのモデルは、冒険と日常の境界線を軽々と超えていく、頼もしいパートナーとして世界中で多くの支持を集め続けています。