新着情報

ラムダプローブ2010年1月10日

CA392235これはディスカバリー・シリーズ2のラムダプローブ。EFI(電子制御燃料噴射装置)の要になるセンサーである。今回の症状はアイドリング時のエンジンの振れ。僅かにブルブル震えるだけの症状かと思いきや、アクセルを吹かすとマフラーからは多量の黒煙が吹き出た。あきらかに燃料が濃い。テスターによる診断でも「右バンクのラフアイドル」との結果。ラムダプローブからの残留酸素濃度の信号が正しくコンピュータに伝達されておらず、適切な燃料噴射が行われていなかったと考えられる。
ラムダプローブを外してみると煤で真っ黒。煤で汚れたから不具合になったのではなく、不具合があるので燃料が濃くなって煤だらけになったわけである。
さっそくセンサーを交換し、エンジンは復調した。

デファレンシャル2010年1月8日

CA392222これは2ndレンジローバーのデファレンシャル。ユーザーさんからの申し出は、下回りから走行中にポンポンと音がするというものだった。
試運転をしてみると音と振動が確認できた。その周期はプロペラシャフトの回転と同期している。エンジン回転でもなく、タイヤの回転でもない。これだけで、音の根源はかなり絞られる。トランスファーのアウトプットシャフト以降、デファレンシャルのベベルギヤまで。
リフトで車体を持ち上げ、プロペラシャフトを空転させてみた。すると、リヤのデファレンシャル内部から音が出ていることが確認できた。


CA392221デファレンシャルを降ろしてみると原因は一目瞭然だった。ギヤの一部が欠けていた。重い車体を駆動させるだけの大きな力が掛かる部分、これだけ大きな破損があれば当然のことながら異音が発生する。

特にオイル管理が悪かったわけでもない。仮に、メンテナンスが少々ルーズであったとしても、必ずこうなるかどうかと言えば、ならない確率のほうが高いかもしれない。ランドローバーでは、このような駆動系のトラブルが起きることは比較的に少ない。ユーザーさんとっては不運なトラブルである。