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ブロワレジスター2010年12月25日

CA3H1403全塗装中のクラシック・レンジローバー。写真中央の配線が繋がった筒状のパーツはブロワ・レジスターと呼ばれる部品。塗装作業のためにボンネットとデッキパネルが取り外されているので、このようにむき出しになっているのだが、本来は雨は当たらない場所に収まっている。
実はこのレンジローバー、ヒーターファンのスピード調整ができなかった。0→1→2→3の「3」、つまり最大スピードでは風が出るのだが弱くできない。ファンスピードの調整は、ファンモーターへ流れる電流に抵抗を介すことでスピードダウンしている。最大の場合には抵抗を通らずに、ダイレクトに電流が流れる。つまり、今回の症状は抵抗が断線しているために、「1」と「2」は作動しない。抵抗を通らない「3」だけが生きているというわけで、これはランドローバーに限らず典型的なレジスター切れの症状である。

ちなみに、一般的にはレジスターは室内側にある。エアコンの風の通り道に配されているケースが多く、それはレジスターの冷却が目的である。クラシック・レンジローバーの場合には、冷却目的ということでデッキパネルの下、プレナムチャンバー内に固定されているのだが、ここは雨こそ当たらないものの、はやり室外だけに錆が大敵となる。このように、錆の発生が劣化を早めるケースが多い。

まあ、レジスターが切れたからといって、風そのものが出なくなるわけではないのは救いである。クーラーもヒーターも最大スピードならファンは回るので、茹ったりこ凍えたりする心配はない。

失火2010年12月15日

CA3H1255入庫した2ndレンジローバーの整備に取り掛かったメカニックが、ボンネットを開けて「わっ!」と声を上げた。イグニションコイルにプラグコードが刺し込まれている部分でパチパチと火花が飛んでいるのだ。プラグコードをしっかり刺し込み直して、と思ったがうまくいかない。コードを抜いてみてビックリ。コイルのハウジングが溶けていた。プラグコードも黒く焦げている。特に大きくエンジン不調が起きているわけではなかったのでユーザーさんも気が付いていなかったのだが、ここまでくればいつ不調に見舞われてもおかしくない。対処としてはイグニションコイルとプラグコードを交換するしかない。もう少し早く発見できればプラグコードを刺し込みなおしたり、せめてプラグコードの交換だけで済んだと思うと少し残念・・。