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ブレーキのメンテナンス2012年1月17日

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この写真はレイブリックで商品にするための準備を行っているクラシックレンジローバー、そのフロントブレーキ周辺。ご覧のとおりブレーキディスクを交換したところ。同時にブレーキパッドも。
ブレーキディスクを交換するに至る理由としては、まずは磨耗があげられる。パッドがディスクを挟み込むことでブレーキは効く。パッドは減るのだが、同時に、徐々にディスクも削れていく。ディスクが薄くなるとどうなるか?薄くなれば強度が低下する。だからといって私は割れてしまったディスクを見たことはない。割れそうなほど薄くなってしまったものは見たことがある。やはり、万が一にも、割れてしまうことは許されない重要なパーツである。。
性能面では、ブレーキディスクが減れば、ブレーキディスクの体積が小さくなる。体積が小さくなれば、熱の影響を受けやすくなる。ブレーキングの繰り返しにより発熱しやすくなり、その熱が原因で、フェード現象やベーパーロックを起こし、つまり制動力の低下に繋がる。
次に、ディスクの歪みである。歪が発生するとディスクが一周する間の摩擦力に斑ができる。そしてフワフワとブレーキペダルにその振動が伝わってくる。更に歪がひどくなると、とても快適な運転状況ではなくなる。もちろん異常な発熱をまねく可能性もあり、やはり安全ではない。

今回は、磨耗度合いが交換の判断基準となった。

ブレーキパッドとブレーキディスクは共に減るものだが、毎回両方を交換するわけではない。パッドだけの時のほうが多い。その場合、磨り減ったディスクと新品のパッドが馴染むまで、しばらくペダルのタッチが悪い。
今回のように両方交換すれば、馴染むまでの時間は短い。そしてペダルの踏み心地がとても気持ちよい。ザラザラした感じではなく、足の裏に「すぅ~」と滑らかな感覚が伝わってくるようである。

1991年モデルのクラシックレンジローバー、22年目のクルマだがまだまだ現役!内装や外装のパーツを中心に徐々に供給終了パーツが増えているが我々ままだ全く諦めていない。こうしてメンテナンスを繰り返して、一台でも多くのコンディションの良いクラシック・レンジローバーを残していきたいと考えている。