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ラジエターリザーバータンク2013年6月16日

レンジローバー_クラシック写真はクラシック・レンジローバーのラジエターリザーバータンク。白く噴出しているのはクーラント。樹脂製のリザーバータンクの接合部分から漏れているのだ。
現在の国産車がどうなっているのかは知らないが、私が整備の勉強を始めた頃の国産車は、リザーバータンクには圧力は掛かっていなかった。ラジエターキャップに弁が付いており、ラジエター内部の圧力によってその弁が開閉してリザーバータンクにクーラント排出したり、逆に吸い込んだりするシステム。
ところが、ランドローバーをはじめ、多くの欧州車はリザーバータンクも圧力が掛かっている水路に組み込まれている。なので、樹脂のリザーバータンクの弱くなった接合部分からこんなふうにクーラントが漏れることがある。もりとん、これを発見したらスグにお客さまに交換をお勧めする。パーンと破裂してその場で立ち往生ということはとても稀ではある。しかし、クーラントが徐々に減っていくことが原因で、例えばオーバーヒートなど二次的なトラブルに繋がる可能性はある。「あとどれぐらいもちますか?」と質問されたところで、こればかりはおいそれと「まだしばらくは大丈夫ですよ!」などとは言えない。とにかく早めの、いやできることなら今すぐに交換することをお勧めしている。

同様の破損はクラシック・レンジローバーに限らず、例えば3rdレンジローバーでも何度か症例はある。夏本番を控え、みなさんも一度ボンネットを開けてここらをチェックされると安心かも。ただ、点検の際はくれぐれもエンジンが熱いときは避けて、冷えているときに!クーラントが噴出して火傷しちゃいますよ。

サイドモール製作2013年6月14日

生産が完了して既に18年目となるクラシック・レンジローバー。内外装のボディーパーツを中心に生産が終了してしまったパーツは徐々に増えている。エンジンやシャシ、アクスルなどの機関部分に関してはほとんどその心配はないが、例えば外板パネル類をはじめとするエクステリアパーツは代用が効かない。新品は供給終了、中古パーツも見つからない、そんな状況になると本当に困ってしまう。
サイドモールもそのひとつ。現在取り付いているものを丁寧に剥がし、再使用する方法もあるが、事故などでモールが傷付いてしまうなど再使用ができないときには非常に困る。困るというか、行き詰ってしまう。
そんなことで、この度モールを製作することにした。純正モールに準じた形状だが、メッキモールなどは別の材料からの流用なので、幅は微妙に異なり、メッキの風合いも仮に純正の新品があったとしても比べれば僅かに異なる。なので、例えばドア一枚だけにこの商品を使うことは意匠的に難しい。一台分がセットとなってしまうが、やむを得ないところところである。レストアなどでとにかく一台分を使う場合には迷うことはない。

クラシック・レンジローバーこの断片は、今日、工場から出来上がってきた試作品。金型を製作し、ゴムを整形して長いピースを作る。それをドアやフェンダーに合わせて切る。切りっぱなしではマズいので、両端を隠すように別工程で製作するプラスチックパーツを貼り付けるのだが、現段階ではまだそこまでは進んでいない。まずはベースとなる帯状のピースの製作まで進んだわけだ。

鈑金修理をして、本当はその時に新品パーツを使いたかったのだが、供給が終了しているためにやむを得ず少し歪になったモールを再使用されている方もいるかもしれない。メッキ部分が劣化して色がくすんでしまっていて、できることなら新品を使ってリフレッシュしたいと考えられている方もいるかもしれない。というか、もしそんな方が居なかったらビジネスとしては大失敗・・・冷汗。
とにもかくにも、もう後戻りはできない。今やらなければならないことは、この製品を高いクォリティーで完成させることである。
もう一息だ!