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2015.08.29

ランドローバーの中古車情報

「RANGE ROVER」と「LAND ROVER」

「レンジローバーとランドローバーってどう違うの?」 そんな質問を頻繁に受ける。昨日も友人からそう聞かれた。その都度説明するのだが、感触的にはほんの一部の人にしか理解してもらえていないと思う・・・。というか、多くの人が説明の途中から頭が混乱しているような表情を浮かべはじめる。

 

下手な説明かもしれないが、私が行う説明の道筋はこう。

 

ランドローバーというのはメーカー名で、レンジローバーは車種名。トヨタがメーカー名でクラウンが車種名、それと同じ。ランドローバー社製のクルマは何車種かあって、そのひとつがレンジローバー。
ここまで説明すると「でも、『RANGE ROVER』って書いてあるクルマと『LAND ROVER』って書いてあるクルマがあるじゃん!」 と返ってくる。ランドローバー車の車種構成を知らない人の多くは、やはりそこから混乱が始まっているようだ。私は根気よく説明を続ける。
まずそれは置いておいて、ランドローバー社の中にはいったいどんなクルマがラインアップされているかの説明をする。
ランドローバーには現在7車種のクルマがある。

 

レンジローバー・ヴォーグ
レンジローバー・スポーツ
レンジローバー・イヴォーク
ディスカバリー
ディスカバリー・スポーツ
フリーランダー2
ディフェンダー

 

これだけのクルマがあるのだが、「レンジローバー」と「レンジローバー・スポーツ」、それから「レンジローバー・イヴォーク」の3車種、つまり車種名に「レンジローバー」が付くものにはボンネットやテールゲートに「RANGE ROVER」のエンブレムが貼られている。その他の4車種車種には「LAND ROVER」のエンブレムが貼られていて、きっとみんなが街で見て「ランドローバー」と思っているのは「ディスカバリー」のことだと思うよ。

 

だいたいこのあたりから多くの人がポカーンとした表情になってくる。
車種ラインアップに加えて世代別モデルがあるので、きっと車種を言ってもそのスタイルなど頭に思い浮かばないことだろう。ただ、ボンネットに何て書いてあるかぐらいしか識別の手段がないのだと思う。そこへもってきて、これまでレンジローバーとランドローバーの2車種しかないと思っていたところに実は7車種もあるとなると頭が混乱するのも無理はない。

 

このあたりで反撃してくる人もいる。「それがディスカバリーなら、どうしてLAND ROVERって書いてあるの?レンジローバーにはRANGE ROVERって書いてあって・・・」 と。ごもっともである。しかし、ランドローバー社製のクルマに「LAND ROVER」って書いてあっても決して不思議ではない。ただレンジローバーに「RANGE ROVER」と書いてあるその位置に、ディスカバリーなどその他の車種には「LAND ROVER」と書いてあるからきっと多くの人が誤解してしまうのだろう。
「もう、ややこしい!!!」
そう、ややこしいから2014年モデルのディスカバリーからはボンネットエンブレムはちゃんと「DISCOVERY」に変わっている。発売されたばかりだからまだ見たことないと思うけど、ディスカバリー・スポーツもそう。
ただ、そう説明しても、きっともう頭の中は大混乱していてとても理解できていないだろう表情が見て分かるほど・・・。

 

先月もブログで「レンジローバーとランドローバー」について取り上げた。フリーランダー2とディフェンダーは今年度モデルで生産終了となることだし、そうなればボンネットに「LAND ROVER」と書かれたクルマはなくなるのかな?それらが一巡すればやがては「レンジローバーとランドローバー」の説明の必要はなくなるかもしれない。このような周知活動もあとしばらくかもしれないが、それまでは繰り返し続けていこう。ひとりでも多くの人にランドローバーのことを理解してほしいから。

 

[記事執筆 加藤雅俊(レイブリック創業者)]

 

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