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    レンジローバー

    レンジローバーは、1970年の初代登場以来、「ラグジュアリー」と「オフロード性能」という、一見対極にある価値を高次元で融合させてきた英国ランドローバーの最上級モデルです。ただ豪華なSUVではなく、過酷な自然環境と格式ある社交界、そのどちらにも自然体で溶け込むことができる、稀有な存在。半世紀以上にわたり、時代の変化に合わせて進化を重ねながらも、常に「本物」を知る人に選ばれてきた背景には、表面的な華やかさにとどまらない確固たる哲学があります。

    初代レンジローバーは、農業や探検用の実用車であったランドローバーシリーズに対し、「日常にも映える快適性と洗練性を備えたオフローダー」として誕生しました。四輪駆動システムと堅牢なラダーフレーム構造、長いサスペンショントラベルによる走破性に加え、布張りのシートやカーペットを備えた室内は、それまでのオフロード車にはなかった快適な移動空間を提供。この「走破性と快適性の両立」は、その後のすべてのレンジローバーに受け継がれる核となりました。

    進化を続ける中で、レンジローバーは常に時代の先を行く革新を採り入れてきました。世界初の電子制御エアサスペンション(1992年)、モノコックボディと一体化した四輪駆動構造(2002年)、マイルドハイブリッドやプラグインハイブリッドの採用(2010年代)など、その技術革新は「タフで知的なクルマ」という新しい高級車像を世界に示し続けています。

    現在のレンジローバーは、最新世代として2021年にフルモデルチェンジを果たし、ランドローバーのMLA-Flex(モジュラー・ロングチュード・アーキテクチャ)を採用。これにより、48Vマイルドハイブリッドからプラグインハイブリッド、さらには今後のEV化にも対応可能な柔軟性を持ち、持続可能性と高性能の両立を目指す新たな時代のフラッグシップへと進化しています。

    エクステリアは、威厳とミニマリズムを兼ね備えた彫刻的なデザインが特徴。飾り立てることなく、細部の処理や面の張りで「品格」を表現する手法は、まさに“沈黙の自信”を体現したものです。インテリアには厳選されたレザーやウッド、リサイクル素材などが使われ、タッチスクリーンやデジタルパネルも美しく溶け込むように配置されています。全体として、自然素材の温かみとテクノロジーの静けさが共存する「静寂の贅沢」が貫かれています。

    走りの面でも、最新のエアサスペンションや電子制御アクティブシャシー、トルクベクタリングAWDシステムなどが滑らかで力強い走行フィールを実現。高速道路での静粛性と、悪路での確かな足回りの両立は、レンジローバーの最大の美点です。そして、そのすべてが、ドライバーだけでなく、同乗者にも等しく優しく届くように設計されている点に、このクルマの本質があります。

    レンジローバーは、「冒険」と「寛ぎ」、「伝統」と「革新」、「機能」と「美」の間にある絶妙なバランスを、長年にわたって保ち続けてきた数少ない存在です。それは単なる移動手段ではなく、「品格ある人生」のパートナーとも言えるでしょう。