とっさに撮ったこの写真、腕が悪いくて見づらいが、高架を走るのはモノレール。名古屋市の東山動物園にもモノレールがあった。しかし、これは東京モノレールである。ここは、東京都品川区。勘の鋭い読者の方、あるいは、このスペシャルショップの常連さんなら分かると思うが、ここはオートクラフトさんである。
今日はここでランドローバーを取り扱う同業のショップさんとミーティングを行った。レイブリックとオートクラフトさん、そして埼玉県のレンジャースさん。

同業者が集まって何をしたのかというと、簡単にいうと「力を合わせて頑張ろう」という趣旨の話し合い。クラブ活動ではないのだから、もう少し具体的にいうと、例えば、一社では不可能なことを合同で活動することで可能になることは何かないだろうか？ということ。

特に読者さんに隠れて何かを進めているわけではない。現段階では我々もまだ模索をしている状態なのだ。例えば、コストの問題により一社だけでは二の足を踏んでいるパーツ開発を、三社合同で行うことで可能にはならないか？とか、互いのショップで需要のあるパーツを、例えばまとめて輸入することでユーサーさんによりお値打ちに提供できるような方法はないか？とか。あるいは、技術力と情報を共有することで、より高い次元のサービスをユーザーさんに提供できる方法はないかいとか、そういう内容である。

資本も生い立ちも異なる組織ゆえに、そう簡単にはいかない。しかし、「できない、無理」では、なにも始まらない。こうしてひとつのテーブルを囲み、食事をしながら話し合うことで、何か糸口が見えてこないか？何らかの形で前進したい！そんな願いを込めて時間と交通費をかけて集結しているわけである。
今日、具体的に何かが決まったわけではなかった。しかし、この協力体制なら何かができるだろうという確信には近づいた。ほんの僅かの前進だが、非常に意味のある一歩である。
まだまだ始まったばかり、これから先の可能性のほうがはるかに大きい。今後がとても楽しみである。小さなことからコツコツと！

さて、話は変わるが、いや、そのミーティングの一環でもあるが、このディーゼルエンジンの2ndレンジローバーはレンジャースさんの商品車である。日本では発売されなかったBMW製ディーゼルエンジン車を独自に輸入されたものだ。こういった稀少車であっても、協力体制で輸入コストを下げたり、あるいは整備技術を共有することで広い地域のファンのみなさんが安心してランドローバーを維持できるようにならないものかと、これも「模索」のひとつである。
私にとっては初めての2ndレンジローバーディーゼル車である。とにもかくにも、試乗させていただいた。これはA/T車。出だしがちょっとじれったい。しかし、巡航に入ると予想以上にスムーズな走りだ。ディーゼル特有のガラガラ音も想像以上に小さい。M/Tだと更にスムーズらしい。とても興味深いカテゴリーである。

今日も細かな話の連続ではあったが、とても有意義だった。
帰りに東京土産をいただいた。レンジャースさんからは目黒のスリールというお店のマシュマロを、そしてオートクラフトさんからは渋谷のディーン & デルーカというお店のショコラを。あ、そういえば明後日はバレンタインデーだ。
ごちそうさまでした。