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2011.03.19

エピローグ

 

1995年、私がランドローバーに出会ったころとほぼ時を同じくして創刊されたランドローバー専門誌「ランドローバーマガジン」、その日本で唯一の専門誌が休刊になった。
この本の存在がなかったら、もしかしたらレイブリックが初まっていなかったかもしれない。それほど私自身に大きな影響を与えてくれた本である。やがて、レイブリックの活動が記事としても取り上げられるようになった。以来、私は読者でもあり一編集部員の気分になったりしながら気がつけば十余年が経っていた。
我々がランドローバー業界にいる間は、いつもスグそこにあるものだとばかり思っていたランドローバーマガジンに、もう次の号がないとは、違和感だらけでなんとも気持ちの整理ができない・・・。

 

昨年9月には四駆雑誌の老舗「フォーバイフォーマガジン」がWebマガジンに移行した。事実上、紙としての本に終わりを告げた。出版業界を取り巻く環境は、私たちの気がつかないところでランドローバーマガジンにも襲い掛かっていた。本来なら3月25日に60号が発売される予定だった。残念でならない。

 

HP上で「会社業務の停止」とあるだけに、廃刊というのが正しいのだと勝手に想像するのだが、木村氏は「休刊」と表現されている。その言葉におのずと期待してしまう。やはり、ランドローバー業界にはランドローバー専門誌は必要である。必要な時間を経ることで精気を取り戻すことができるなら、その続きとなる第60号を是非とも出版してほしい。

 

サドルシューズさん、木村プロデューサー、そして編集やカメラマンのみなさんには本当にお世話になりました。ありがとうございました。この言葉が適切かどうか自信はありませんが、お疲れさまでした。

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